こんにちは、はっさくです。
先日、散歩に出ようとしていたところ、ポンカンのトイレの周りに赤い液体が飛び散っていました。「おや」っと思ってよくよく見てみると血、それも血尿・・・?
ポンカン、血尿が出ました。
ポンカン、けっ血尿が出てる!
どこか調子が悪いの!?
実は、この間からおしっこの切れが悪くて・・・
残尿感もあるんだよ。
とっ、とりあえず病院行くよ
えぇー、注射嫌だ!
熱計るとき、お尻に体温計入れられるの嫌だー!!
ということで、これは一大事と罹りつけの動物病院連れて行ったところ、「ストルバイト結晶」との診断。大事には至らなかったものの、今後しばらくは療養食になるとのこと。その日は、薬をもらって帰りました。
ストルバイト結晶
ストルバイト結晶ってなに
ストルバイト結晶とは、言ってしまえば尿石症の初期の状態。尿石症とは、読んで字のごとく尿の中に石ができてしまう病気。人間でも尿路結石とかありますね。で、まだ、結石まで成長せずに細かい結石が尿の中に混ざっている状態のことをストルバイト結晶って言うらしいです。
これが成長してもっと進行すると、結晶がもっと大きな結石になって、尿道をふさいでしまったりして、外科手術が必要になることだってあるんだって。
原因は?
ストルバイト結晶になる原因は、主なものは次の通り。
- 食生活
- 膀胱炎
- 水分不足
食生活によるもの。ミネラル分の多い食べ物や水を多く摂取したりするとなるそうです。また、タンパク質が多い食品も要注意とのこと。
もう一つが、膀胱炎。細菌感染によって膀胱炎になると、ストルバイト結晶を発症するそうです。ポンカンの場合は、こっちが原因でした。膀胱炎とあまり関係があるようには思えませんが、膀胱の中で炎症が起こると尿がアルカリ性になり、結晶ができやすい環境になると獣医さんが説明してくれました。ポンカンも尿検査をしたら、pH値がアルカリ性に振り切れていました・・・
摂取する水分が少なくなるとトレイの回数が少なくなり、膀胱に尿が貯まっている時間が長くなります。そうすると、ミネラルの濃度が濃くなり結晶ができやすくなります。散歩や運動をたくさんさせてあげると、喉が渇くのでたくさん水を飲むようになり予防になるそうなので、最近、家族全員で新型コロナウイルスに感染し、2週間近く全く散歩に行けてなかったもの遠因かもしれません。
ストルバイト結晶の症状
ストルバイト結晶でポンカンに現れた症状は次の通りでした。
- 血尿(茶褐色~赤)
- 頻尿(する量自体は少量)
- トイレの失敗が極端に増える
ストルバイト結晶は、まだ結石になっていないない粒子の状態で、おしっこの中に含まれています。ただ、この状態でも尿道を傷つけてしまうので、血尿が出たりします。最初は、茶褐色のおしっこだったので、そんなに気にしていませんでしたが、真っ赤な血尿が出たときは正直焦りました。
また、膀胱の炎症がひどくなると残尿感が強くなり頻尿の症状も出ます。ポンカンも血尿が出る少し前から、トイレの頻度が極端に多くなりました。しかも、する量は毎回少量。
また、トイレの頻度が多くなるにつれて、トイレを失敗するようになりました。普段はトイレを失敗しないのに、そこら中におしっこしてました。これも残尿感や頻尿による症状の一つだそうです。
その後のポンカンについて
獣医さんに診てもらった結果、抗生剤と療養食による食事療法で治療することとなりました。
- 療養食等の食事療法
- 運動をしっかりさせる
- 水分を良く取らせる
ストルバイト結晶は、食事療法でおしっこを酸性に保てば溶かすことができるとのことです。動物病院で、療養食のサンプルをもらい色々試してみたところ、一番ポンカンの口に合ったROYAL CANINの療養食を使うことにしました。
ネットで口コミを調べてみると良し悪しがあるみたいで、最初はどのメーカーにしようか悩んだんですが、最後は何が良いのか分からなくなってしまったので、ポンカンの味覚に任せることにしました。
その他に、日々の生活で気を付けることとして運動をしっかりさせることと、水を多めに飲ませることを注意事項として言われました。
まもなく、療養を始めて2週間たちますが、体調もだいぶ良くなったようです。おしっこの色も正常になったし、回数も正常に戻りました。トイレの失敗もなくなりました。最終的な判断は、来週、もう一度尿検査をしてからになりますが、良くなっているのは間違いなさそうです。
最後に
ここまで、愛犬ポンカンが血尿を出した話をしてきました。今回は、幸い大事には至りませんでしたが、もう少し早く見つけてあげられたかなとは思っています。これまで書いてきた通りおしっこの色がいつもと違ったり、トレイの頻度や仕方がいつもと違ったりと、今考えれば数日前から症状は出ていました。言葉が話せない分、普段から注意深く観察する必要があることを思い知らされるとともに、動物を飼うことの責任や難しさを痛感しました。
おしまい
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