こんにちは、はっさくです。
「甘噛み」って知ってますか?子犬が人の手や物にじゃれるように噛みつくアレのことです。子犬を飼っていて、この甘噛みに悩まされている方も多いのではないでしょうか。甘噛み…我が家のポンカンも昔よくしてました。
「そもそも、ポンカンって誰よ?」って言う方は、こちらの記事を読んでみてください
我が家の場合、歯が生えそろってないうちは、嚙まれても痛くないし可愛いので、そのまま好きにさせていました。でも、歯が生えそろって来るとまあまあ痛い、もう少し力がついてくると、流血なんてこともありました
ボクも昔、甘噛みしてた?
してた!してた!
人の手足とか家具とか何にでも噛みついてた。
一度、はっさく妻の足に噛みついて病院送りにしてたよ。
大した事なかったけど…
・・・え
そう言えば、最近、甘噛みしなくなったね。
それだけ大人になったってことかな?
そう、子供の時のポンカンは甘噛みがひどく、常にいろんなところに噛みついていました。一度、はっさく妻の足に噛みついて、はっさく妻を病院送りにしたこともありました。
でも、ポンカンが成長するにつれて甘噛みは収まり、今では全くしなくなりました。今回は、ポンカンが甘噛みをどのように卒業したのかをお話してみたいと思います。
何で甘噛みするの?
そもそも、何故、犬は甘噛みをするのでしょうか。日々、ポンカンの甘噛みに悩んでいたので、治す方法を見つけるべく、犬が甘噛みをする理由から調べてみました。
犬が甘噛みをする理由① 狩猟本能
当然ですが、犬の祖先であるオオカミは人に飼われ始める前は、野生で生きていました。もちろん、野生で生きていくためには、自分で狩りをし餌を捕まえ中ればなりません。よって、オオカミは子供のころから、普段の遊びや生活の中で狩りのやり方を学んでいきます。
その後、人間に飼われるようになり、狩りをする必要はなくなりましたが、狩猟本能は残されており物を追いかけて遊び=狩りの練習をすることがあります。
犬通しでじゃれあっている場合は、遊びの中で「どこを噛んだら痛いのか」や「どの程度力を入れて噛んだら痛いのか」を学んでいきますが、人間の中で育てられてしまうと、それを学ぶ機会がとても少なくなります。周りに犬がいない場合が多く、人間が痛みの加減を教えるのは困難です。なので、いつまでたっても噛む加減が分からず、飼い主が甘噛みされて血が出てしまうなんてことが起きてしまうんです。
犬が甘噛みする理由② 歯茎がムズムズする
誰が犬に聞いたのか分かりませんが、歯が生える時期や歯の生え変わる時期には、歯茎がムズムズするそうです。それを解消する為にものを噛んだりします。
ちなみに、ポンカンが甘噛みをしているころ、はっさく息子も歯の生え変わりの時期だったので、「歯茎痒い」と聞いてみたら、「痒くない」と言っていました。人間は痒くないのに、犬は痒くなるってことでしょうか?
詳しい人がいたら教えてください。
犬が甘噛みする理由③ ものを確かめるため
動物にとって、口や舌も大切な感覚器官の一つです。なので、「初めて見るものはとりあえず口に入れて確かめる」という習性を本能として持っているようです。
そう言えば、人間の赤ちゃんもとりあえずなんでも口に入れますよね。
甘噛みを治すために試した4つの方法
最初は可愛らしい甘噛みですが、成長して体も大きくなり力も強くなってくると、放ってはおけなくなってきます。なんせ、痛いし場合によっては血が出ます。なので、ポンカンの甘噛み改善の為、色々試してみました。
- 噛まれたらしばらく無視する
- 疲れさせる
- 噛み返す
- 諦める
噛まれたらしばらく無視する
まず、最初に試したのが、噛まれたら無視してその場を立ち去るという躾方法。子犬と遊んでいる時に噛まれたら、おもちゃを取り上げてそのまま部屋から出ていきます。しばらくして、静かに待ってられたら戻って褒めてあげたりおもちゃで遊んであげたりします。
これをすることで、子犬は「噛みつくと飼い主がいなくなってしまう」、「遊んでくれなくなってしまう」ということを覚えるそうです。
ただし、我がポンカンは全くダメでした。ポンカンの記憶力のせいなのか、はっさくの忍耐力が足りないのか・・・しばらく試してみましたが、あまり効果はありませんでした。
疲れさせる
これもよくネット等で紹介されている方法。散歩に連れて行って疲れさせ、餌もコングという知育用のおもちゃに詰めてひたすらカミカミ・モグモグ・クンクンさせて食べさせます。長時間、頭と顎を使わせて疲れさせることによって、子犬の噛みつきたい欲求や遊びたい欲求を満たすことができます。
犬の健康や本来の姿を考えれば、このやり方が一番正しいのではないかなと思います。ただし、かなり大変でした。散歩は何とかなるにしても、食事が難しかったです。食事をコングで与えるので時間がかかります。時間がたくさんある人であればできるけど、普段、働いている身からすると毎日やるのは困難でした。ということで、これも挫折。
噛み返す
読んだ本の中に、犬は遊びで中で嚙み合うことによって、噛むと痛いことやじゃれる時の限度を覚えると書いてありました。
そこで、
「噛まれたら噛み返せば覚えるんじゃ?」
という単純な発想から、ポンカンに噛まれたら噛み返してみることにしました。
ただ、実際にやってみると、自分もい子犬がどの程度で噛まれたら痛いのかよく分からず、これもいまいちな結果に終わりました。
※犬を噛んだりすると感染症の危険性もあるので、良い子はマネしないでね。
諦める
ここまで色々試して来ましたが、どれも上手くいきませんでした。もうどれをやってもダメだったので、自分で治すのは諦めて「最後はペット教室に行くしかないのかなあー」なんて考えていました。
でも、どこのペット教室が良いの
かも分からず、しばらくそのままにしていました。そんなこんなで数か月経ったある日・・・
「あれ、そう言えばポンカン、噛まなくなった!?」
ここまでの努力が実ったのか、それともポンカンに自覚が芽生えたのかは分かりませんが、いつの間にか甘噛みが治っていました。突然治ったのではなく、気づかないぐらい徐々に噛まなくなっていったんだと思います。なんせ、全く気づきませんでしたから。丁度、1歳半ぐらいになった時のことでした。
それ以来、甘噛みは全くしなくなりました。今では、口の中に無理やり手を入れても噛みません 笑
まとめ
後で調べて分かったことですが、子犬の甘噛みは永久歯が生え変わる頃には、自然に治ることも多いようです。
ポンカンも幼いときは甘噛みがひどく、歩けば足をめがけて噛みついてくるし、遊んでいても手に噛みついてくるといった感じでした。正直、甘噛みの域を超えていたかもしれません。
なので、家族で色々な方法を試して試行錯誤しました。でも最終的には時間が解決してくれました。最近は、「痛い」という言葉も分かるようで、痛がっているとそばに寄ってきて舐めるようにもなりました。
犬を飼い始めた人の中には、愛犬の甘噛みで悩んでいる方も多いと思います。色々な方法を試しても治らず悩んでいる人もいるかもしれません。でも、案外、時間が解決してくれるなんてこともあるかもしれません。
おしまい
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